サトリーマンのつぶやき。

悟りきれない悟り世代、23才。 バンクーバーで大学生をやっていましたが、本帰国しました。来春から不動産デベで就業開始予定。

<番外編1> バンクーバーのホームレスの方々

こんばんは。

いつも日々のことをつらつら書いております僕ですが今日は少し真面目なお話を、ということで初めての番外編です。

 

今日はバンクーバーのホームレスについてです。

まずはじめに僕は現在ダウンタウンにあるホテルに滞在しています、というのも大学の近くに有る一般企業の学生向けアパートに申し込んだのですが完成が2ヶ月ほど長引き(さすが海外笑)それまで同料金で同系列のホテルに泊まらせて頂けることになったからです。ダウンタウンなので大抵のものはなんでもあるしビーチまで歩いてすぐだしGranville Islandまでも歩いていけるという素晴らしいロケーションです。また毎日大学まではバスを乗り継いで通っているのですが帰りで天気のいい日やバスがこない時などは途中から歩いて帰ってくることが多いです。

なのでダウンタウンを歩く機会がよくあるのですがメインストリートはホームレスの方がかなり多く声を掛けられることもよくあります。こちらのホームレスの方はかなりアクティブな方達もいて歩いていたら話しかけられたり、カジュアルなものだとこれからデートなんだけど金欠だからちょっと恵んでくれない?などというものもあります。

適当な感じのものだと「俺も金欠なんだ。ごめんね。」などと軽く流しているのですが本当に困ってそうな方などは"自分はこちらで仕事もしていない親のすねかじりの学生なので恵んで差し上げる権利もない"、という理由でいつもあまり関わらないようにしています。

 

しかし一度「小銭をくれよ」と声を掛けられ素通りした時に「無視かよ..ha?」と背後から言われました。

その時は本当にやるせない気持ちになりました。その"ha?"に落胆や悲しさがとても詰まっているように感じたからです。雨も降っていて通行人も少なかったしきっと何人もの方に無視され続けたのでしょう。恵んであげたい気持ちはやまやまだしお困りなのも理解できたけれどメインストリートにいる方全員に同じことはしあげられないし、まず第一に自分で稼いだわけでもないお金を差し上げることは出来ない、というのが僕のポリシーなのですがそれもなんだか言い訳がましいもののような気もしてとても心苦しかったです。

 

お金をあげたらそれでドラッグを買ってしまう、それが原因で犯罪が起こるかもしれない、ちゃんと頑張らなかったからそういう生活になってしまったんだ...etc

 

そんなこと分かってるんです、そしてきっとその通りなのかもしれない。

でもね、

今日なんかも交差点の角でおばあさんが少ない荷物をそばにおいて座りながら泣いてらっしゃるのを見て、「希望なんてない」とかいた段ボール紙の横でうずくまっている男性を見て、小銭をもらうためにコンビニの扉をお客さんがくるたびに開けてあげている人を見て、それで、それでも"無視しろ”、"彼らが悪いんだ”と言われても自分の心がついてこないんです。路上で寝袋にくるまって寝ている方の横を高級車が轟音をあげて走りさるのを見て何かを思わずにはいられないのです。

こう長々と書いたところで大学生活が始まったばかりで自分のことで精一杯な今の僕に今すぐに何かができるわけもなくこうして自分の心をコントロールするためだけかのようにこうしてブログに書くことしか出来ない自分は無力だなと思います。大学の勉強も大変だしクラブにもいくつか入っているしまだ自分のことで精一杯だけどこのことを当たり前、と思うようになってしまわないようにという自戒の思いも込めて今日の記事を書かせてもらいました。少しでも伝わればということもあって写真も載せようかなと思ったのですがプライバシーのこともあるのであえて文章だけにしました。

ハッピーな気持ちになる記事ではなくて申し訳ないのですが、これもバンクーバーです。誤解のないようにですがバンクーバーは自然も多く大変良い街で僕もここが好きです。実際世界の住みやすい街ランキングでもいつも高順位です。

しかし訪れる際は危険な地帯や裏道などには絶対に行かないようにして下さい。危険な地帯はネットやガイドブックなどに載っているしお店の入り口前に鉄格子があるところは大抵あまり安全ではないです。またゴミ箱や電柱でごみごみしているところが裏道です。行かない方が賢明だし観光するところはたくさんあります。

現在も日本人女性の方が三日ほど前から行方が分からなくなっています。

早く無事に発見されることをお祈りしています。

 

以上初めての番外編でした。