サトリーマンのつぶやき。

悟りきれない悟り世代、23才。 バンクーバーで大学生をやっていましたが、本帰国しました。来春から不動産デベで就業開始予定。

Day 44 カナダの英雄Terry Fox

こんばんは。

Quidditchの練習を終えバスでアパートに帰るところです。

オンキャンパスの寮に住んでいたらもっと楽なのになー、と思いつつダウンタウンに住んでるおかげで土地勘も少しついたのではじめはこれで良かったかな、なんて思っています。

でも来学期からはオンキャンパスの寮に移り住むかもしれません。

やはりキャンパス、食堂、ジム、図書館が歩いてすぐなのはとても魅力的だし、6時に起きて真っ暗な中バスに乗って山頂のキャンパスに向かうのも疲れているとなかなか堪えるのです笑

 

さて、僕は現在FIC(僕の通っているcollege)内で開催されているcase competitionというディベート大会にチームで参加しています。チームは三人一組でベトナム人とインド人の男友達と組んでいます。2人とも僕より前にFICに入っていて僕より英語が上手いし前にもこの大会に出たことがあるということで新人ひよっこの僕にとってはとても頼りがいがあります。

大会は予選と本線に分かれていて予選では約30チームが参加、そして本戦に勝ち上がれるのは約6チームです。予選はチーム数が多いので3日に分けて行われ確実から約2チームずつが本戦に進めます。予選ではメインとサブ、副サブの三人のジャッジの前でプレゼンをしました。

議題はTerry Fox RunをFIC生に認知、そして参加したくさせるようなイベントを5つ考案するというものでした。

 

さて、ここでみなさんTerry Foxという人物をご存知でしょうか?

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彼は元SFU(Simon Fraser University)の生徒で在学中に骨のガンで右足を失ってしまいました。

その後、ガンの研究の資金を集めるためにカナダ横断を決意、それを"Hope of Marathon"と名付けました。それはとても過酷なもので毎日彼はフルマラソンに匹敵する距離を走り続けました。はじめ彼のプロジェクトはあまり国内で認知されませんでしたが次第にマスコミが取り上げはじめ、行く先々で人々は彼を応援しました。しかし143日後、彼のガンは体のあちこちに転移し彼はマラソンを断念、そして亡くなりました。そしてTerryの死後、彼の家族はTerryの意思を引き継ぐべく"Terry Fox Run/walk"というチャリティーイベントを始めました。それは短い距離を家族や友達と一緒に走り、あるいは歩き、そのイベント前にガンの研究の為の募金を募るというものです。現在Terry Fox Runは世界各地で開催されていて日本でも開催されているようです。また彼はカナダ国内の最も尊敬されている人ランキングでも上位でカナダ人なら知らない人はいないと言われています。

ここSFUでもTerryの母校ということで毎年Terry Fox Runが開催されていて校内に彼の銅像もあります。

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僕も参加しようと思っていたのですがディベートのチームのミーティングがあったので参加できませんでした。なんだか皮肉ですねw

しかし三人で頑張った甲斐があって無事、本戦進出することが出来ました。

"また膨大な時間をかけて準備しなくてはいけないのか.."と三人とも嬉しいような悲しいような複雑な気分なのですが残ったからには優勝しよう!ということで本戦でも頑張ろうと言い合っています。

本戦は二週間後なのでまた結果が出たらお知らせしたいと思います。

Wish us luck, and have a good weekend!