まだボスキャリで消耗してるの? Connect Job US 2019 参戦記
こんにちは。
カナダ在住、サイモンフレイザー大学四年のKoheiです。
もう四年生ということもあり、卒業後の進路について真剣に考え出し、日本に帰って働くことにしました。そして今年の夏から就活を開始して、今冬一時帰国時に国内で最終面接を受けて内々定を頂き、無事就活を終えました。
まだまだ正規留学生の就活はポピュラーでは無いですし、日本人の先輩が沢山いる大学で無いと情報もあまり得られないのが実情です。インターネットでの情報収集も限界があります。
僕の大学はバンクーバーでは2番目に大きい大学ですが、日本人の先輩もかなり少なくて、さらにそこから僕が狙っていたような日系企業の就活をした先輩はほぼ皆無なので中々しんどかったです。
僕の大まかな就活スケジュールは、
8月:企業・業界研究、そして履歴書作成開始。
9月:キャンパスリクルーティングにくる会社の面接を受け始める。企業別のES作成、Webテスト対策を開始。
10月:Connect Job US に参加。
11月:ボスキャリ参加。
12月:国内最終面接。第一志望先から内々定を頂き、就活終了。
といった感じでした。
ちなみに僕は2020年の秋卒業なので、2021年4月入社予定です。
国内選考に比べたら4ヶ月という短期間で終わるからいいなと思われるかもしれませんが、膨大な課題をこなしながら、あっちこっちに飛び回るのは肉体的にも精神的にも中々キツかったです。
ボスキャリに関しては他に記事を書いたので、そちらをご覧下さい。
今回の記事ではConnect Job US (以下CJUS) について書いていきます。
それでは目次!
目次
Connect Job USとは?
Connect Job USは北米の大学・大学院に留学中/留学経験がある (交換留学を含む) 生徒を対象とした完全招待制のジョブフェアで、2019年は10月12日、13日の二日間で、アメリカのサンフランシスコで開催されました。
詳細はここで説明するより、WEBサイトを見た方が早いので公式のURLを貼っておきます。
Connect Job US の詳しい情報はこちら↓
URL : https://job.connectiu.com/en/plus/fair/400009/details/
これとは別にヨーロッパ地域に留学中の生徒を対象としたConnect Job Euroというものもあります。日程、参加企業がUSのものとは異なります。
Connect Job Euro の詳しい情報はこちら↓
URL : https://job.connectiu.com/ja/plus/fair/4000011/details/
どんな企業が来るの?
ボスキャリに比べたら、参加企業は少ないですが、優良企業が結構来ます。
就活生に人気な企業だと、伊藤忠、三菱地所、MUFG、Deloitte、Softbank、Segaなどが来ます。ボスキャリと同じで、CJUS中に選考が完結し内々定を貰える会社もあれば、ボスキャリや国内で次の面接や最終面接がある場合もあります。
僕はCJUSでの選考のみで内定を頂いたのが1社、ボストンで引き続き選考を受けて内定を頂いたのが1社、国内で最終面接を受けて内々定を頂いたのが1社でした。
色んな業界の企業が来るし、面接の前に3社まで会社の説明会に行くことが出来ます。
また日程的にボスキャリの前に開催されるので、ボスキャリのみ参加の生徒より早く選考を進められるチャンスがあります。
参加するメリットは?
ボスキャリの方が参加人数も参加企業も多いならボスキャリだけでいいやん、と思われる方もいるかもしれませんが、そんなことないです!
理由は4つ!
1. CJUSは完全招待制
ボスキャリは基本的に誰でも来られるので年々参加学生の数が増えて来ていますが、CJUSは完全招待です。
企業との面接の前に、まずConnect Jobの社員さんとの面接があり、そこでCJUSに参加できるかどうかが決まります。さらに距離に応じてTravel Scholarshipが全員に支給されます。超太っ腹!
宿泊代、食事代などは自分持ちになりますが、フライト代はカバーできます。
これは学生にとってはかなりありがたいはず。
他に完全招待制であることのメリットは会場がボスキャリのようにごったがえすことがないので、よりリラックスして面接に臨めます。
僕はCJUSの後にボスキャリにいったのですが、人が多すぎて少し嫌になりました笑
なので僕のようにこれが初めてのジョブフェアだ、という人でも比較的安心して参加出来るかと思います。
2. ボスキャリに来ない企業も来る!
CJUSは規模こそボスキャリより小さいですが、一番のメリットはボスキャリに来ない企業の選考も受けられることです。
それぞれの企業が独自に大学を周ってキャンパスリクルートをすることはありますが、自分の大学の所在地によっては参加できない場合もあります。
海外生なので国内で就活するのも難しいのですが、そんな時でもCJUSとボスキャリの両方に参加することで大抵の有名企業は一通り受けられると思います。
CJUSに来てボスキャリに来なかった企業だと、2019年では三菱地所、伊藤忠、等がそうでした。両者とも人気企業なので、これらの会社の選考を受けられるだけでもCJUSに来る価値はあると思います。
3. Connect Jobのスタッフがサポートしてくれる!
CJUSに参加すると生徒一人一人にConnect Jobのスタッフがサポーターとしてついてくれます。CJUS終了後でも、ボスキャリや国内での選考のサポートをして下さいますし、情報量で劣る海外大生としては大変ありがたいです。
僕自身も国内で行われた最終面接前などにアドバイスをもらったり、内定を頂いた企業とのコミュニケーションをとってもらったりしていました。
4. まだ認知度があまり高くない
Connect jobさん、ごめんなさい。
でもCJUSはボスキャリに比べたら、まだ知名度はそんなに高くないです。
なので有名な会社の人事の方々とも比較的近い距離で話せるし、ボスキャリで有名企業を受けるよりCJUSで受けた方がリラックスして受けられます。
CJUSだけに来ている会社の人事の方に、何故ボスキャリは来なくてCJUSだけなのか聞くと「CJUSの方がアットホームな雰囲気で、生徒とじっくり向き合えるから。」とおっしゃっていました。
確かにボスキャリの選考は大量の生徒をバサバサさばいていく感じなので、アットホームさは皆無でした。その点CJUSは企業と生徒一人一人の距離が近いのかなと思います。
CJUSで受ける方がボスキャリでの選考より勝率が高いかと言えば、有名企業だとCJUSではごく少数しか取らないので何とも言えないところですが、受けてみる価値は十分にあると思います。
もし仮にCJUSで結果を出せなかったとしても、ボスキャリの前に面接の場数を踏むことが出来るし、CJUSで一社からでも内定をもらえたらボスキャリにもより余裕を持って行けると思います。
最後に
留学生の就活はとりあえずボスキャリ、というのがやはり大多数の共通見解だと思います。
ブログを見てもボスキャリ関係のものは腐るほどあるけれど、CJUSのものは僕は見つけられませんでした。
でも僕はCJUSはとても良いイベントだし、北米の留学生で就活をする生徒はもっと参加するべきだと思います。僕自身は内定を頂いた会社は全てCJUSで選考を受けた会社だったし、そのうちの一つの会社に入社を決定したのでCJUSには本当に行って良かったなと思います。
就活を通して色んな企業の方とお会いして企業について学ぶことで、自分の志望先も変わるかもしれないし実際僕も入社を決めた会社は、始めは第一志望ではありませんでした。ネットの情報だけでは感じられない部分というのも色々あるので、是非色んな企業の説明会に行って、色んな人と話してみて下さい。
あとボスキャリも良い機会だとは思いますが、最近は参加生徒の数もかなり増えて、無駄に倍率が上がってきているのも気になります。そうなると企業側も生徒側も、どうしても選考プロセスが雑になりがちです。企業側は大量の生徒を裁くために、面接経験のない普通の社員を面接官にしたり、生徒側は大量の会社の選考を受けるために志望動機を使い回し、結果自分の就活の軸を失ったり。
その点CJUSは、良くも悪くも参加企業の数も参加生徒の数も少ないので、落ち着いて集中して就活に取り組めます。僕にはそちらの方が向いていました。
なので僕のオススメはCJUSとボスキャリの両方に行くことです!
この二つのジョブフェアで受けられない会社はほとんど無いはずだし、正規留学生ならここで決めておかないとどの道、他にこれ以上良い選択肢は残っていないと思います。
海外からの就活、慣れないことも沢山あって大変だと思いますが、是非悔いの無いものにして下さい。
Good luck!
(2020/12追記)
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海外大卒生として日系企業の就活を経験して感じたこと、学んだこと等をまとめています。
就活生全員の役に立つような内容になっているので、就活を控えている学生さんは是非読んでみてください!