サトリーマンのつぶやき。

悟りきれない悟り世代、23才。 バンクーバーで大学生をやっていましたが、本帰国しました。来春から不動産デベで就業開始予定。

入社式を終えて。「自分の人生」を生きることについて考えてみた。

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 お久しぶりです!

先日、東京に引っ越して無事に社会人になりました。

同じタイミングで社会に出た皆さん、一緒に頑張っていきましょう!

 

さて、今日は入社式で感じたこと、入社式を終えて新人として、日本でサラリーマンとして働くことについて考えてみました。

何年後かに読み返したら、「こんなこと考えててんなー」なんてニヤニヤするかもしれませんね笑

 

 

辞令について

いきなり攻めた内容になるのですが、辞令が交付されるのを待っている間に「俺は一生サラリーマンでは生きていけないな」と思いました。

 

僕たちは総合職採用なので、基本的にはなんでもやります精神で入社しています。

また、もちろん人事部との面談で自分たちの希望を伝える時間も頂いています。

人事部も社員の方もすごく親身になって話を聞いてくれるし、この人たちとなら安心してお仕事をさせてもらえるなと感じるような方々です。

 

さらに僕の所属会社はそれほど社員数が多くないこともあり、一人一人のことを大事にしてくれているなと感じます。

 

なんなら同期も優秀かつ人間として優れている人ばかりで、すごく人に恵まれているなと思います。

 

ただ、

 

それでも自分の仕事内容、仕事/生活する場所が会社の一存で決まることは大きなリスクと感じるのも否めません。

サラリーマンとして働くにあたっては、当然のことなんですけどね。

 

交付辞令を列になって並ぶ間、「俺のこれからの数年間の人生がもうすぐ決まるねんな」と思うと複雑な気持ちでした。

 

僕は若い間は海外も含めて色々な場所で仕事や生活をしたいと思っているし、自分が予想していたのと違う道を歩むことも基本的には受け入れられる、むしろ面白がって取り組める方だと自負しています。

 

実際、良い意味でも悪い意味でもこれまでの人生、自分の予想通りに行ったことはほとんどありません笑

 

振り返ってみると、はじめは「いや、まじか。。」「こんなはずじゃなかった。。」と思っていた道が最終的には良い結果に結びついてきました。

 

逆に、「よっしゃこれや!」「ずっとこれ目指して頑張ってきた!」みたいな場所に辿りついても、修行の日々になったみたいなことも多かったです。

 

なので、ある程度天に身を任せる的な感じで今では天を信頼しているのですが、これが定年までずっと続くのは厳しいな。。とも思います。

 

というか人生100年時代において、定年があること自体がリスクですよね。

まあそこら辺は現在進行形で変わりつつあることなので、なんとも言えませんが。

 

今は独身だし機動性も高いですが、家族を作る、子供を育てる、と自分一人で世界が完結しなくなってきたときには、自分、家族の環境はある程度自分達で決められるようになっていたいです。

 

先述の通り、僕は若いうちは色んな場所で色んな人たちと色んなお仕事させていただきたいと考えています。

その関係で自分の意思で、日系の総合職というポジションを選びました。

その選択に後悔はないし、これからこの職場で働くことを楽しみにもしています。

 

ただ、実際に辞令交付の前後で色々な生の感情が湧いてきたことも事実だということを書き記しておきたかったのです。

 

辞令後の悲喜こもごも

辞令が発表された後の休憩時間、もちろん同期達と自分の配属先について話します。

 

希望通りの部署にいけた人、希望していない部署に配属になった人、支店配属になった人もいれば、一年目からグループ会社に出向になる人など、本当に様々でした。

 

「よっしゃ希望通り!」と喜んでいる人もいれば、「。。。」となっている人もいました。

 

ちなみに僕はガッツリ後者 笑

 

一ミリも予想していない & 希望も出していない配属先だったので、驚きが5割、落胆が3割、不安が2割といった感じで、後日同期に「めっちゃ元気なかったで」と言われました。

 

しかし、後から先輩方やメンターさんから話を聞いてみたら僕の配属先は若手間で人気で、僕が将来的に希望しているキャリアパスにも即していることが分かったので一気に元気が回復。

基本的に単純な人間なので落ち込むときはめっちゃ落ち込むけど、立ち直りも早いです。

 

ただ、やはり消化に時間がかかる人もいたりして、上で書いたようなことを思ったりしました。

 

サラリーマンとして働くということ

「もっと自分の人生にコントロール感持ちたいなら、サラリーマンやめといたら?」

「サラリーマンはオワコン、毎日スーツ着て出荷待ちの家畜みたい」(news picks見てる人はソース分かるかな笑)

「新卒で大企業は時代遅れ、これからはベンチャー、起業がアツい!」

 

上のような文言は、ちらほらメディアとかでも見かけますよね。

 

結論から言うと、僕はこれらの内容が完全に間違っているとは思わないし、1つの事実だと思います。

なぜなら同じものを見ていても、あるいは同じ世界に住んでいても、それぞれの人に見えるもの、感じるものは様々だからです。

 

ただ、メディアとかで煽られる文言って人に注目されるためにどうしても過激で刺激が大きいものが多いです。

 

例えるなら自炊したものより、外食の方が味が濃くて一般的に美味しく感じるようなものです。

しかし、そんな糖と塩と脂たっぷりのものばかり食べていたら人間の味覚はおかしくなるし、健康も損なってしまうでしょう。

 

メディアも結局同じようなものだと感じます。

同じ事実でも伝え方、切り取り方を変えれば印象操作を行うことは容易であるし、中にはそもそも事実をベースにすらしていないものだってたくさんありますよね。

 

そんな中で他人の意見に振り回されていたら、一生フラフラしてなきゃいけないのでメディアとの付き合い方には気をつけないといけないなと感じています。

 

で、結局何を言いたいかというと自分の長いキャリアの一部をサラリーマンとして過ごすっていう選択肢は悪くないよね、ということです。

 

例えば僕は今、23才なので途中でfireなどしない限り、だいたいあと40-50年程度はほぼ確実に仕事を続けるわけです。

その中の最初の10-20年を企業でサラリーマンとして過ごすのって悪くない、むしろ流れ的には僕にはしっくりきます。

 

現状の日本のシステム的には、大企業から中小企業やベンチャー、起業への移動は容易ですが、その逆はかなり難しいです。

一度、大企業に入ってしまうと茹でガエルになってしまうというリスクも、もちろんあるでしょう。

 

ただ、人生設計の一部としてのキャリアを考える時、日本人の自分が日系の大企業でキャリアをスタートさせることは自分なりに納得感のある判断だと感じています。

 

会社での目標設定

じゃあ正規留学をしていた僕が日系企業のサラリーマンとして働くことにしたのか。

その理由は僕が大事にしたい「枠」と「守破離」の考えにあります。

 

「枠」について

「枠がないことでできること、枠があるからこそできること、両面をバランスよく学びましょう。」

 

これは僕が実際に頂いたアドバイスの1つです。

 

この考えってすごく大事だと思うんですよね。

 

仕事で例えるなら、枠のない(実際はあるけれど)働き方は起業やフリーランス、枠の概念が緩いのがベンチャー、枠があるのはサラリーマンといったところではないでしょうか。

 

僕の家系にはサラリーマンが非常に少ない、というか知っている限りではいないです。

皆、昔は勤め人でしたが何らかのタイミングで組織を抜けて自分でビジネスをする道に進みました。

 

ちなみに全員、髪が薄いので血筋的には僕もおっさんになる頃には、髪の薄い自営業者/経営者になっている可能性が高いですね笑

 

そんな家なのですが僕が企業人としてキャリアを始めるのは、良い選択肢だと思ってもらえているようです。

 

確かに自分でビジネスをすればお金も時間もサラリーマンよりも自由になります。

その一方で土日祝等の休みが確保されているわけではない、会社員よりも圧倒的に責任が重い等の側面もあります。

 

確かにサラリーマンは不自由な面も多いですよね。

総合職だと職場や部署を自分の意思で好きなタイミングで移動できることはかなり少ないでしょう。

しかし、大きな企業でしかできない仕事、経験、人脈の構築があることも事実です。

 

なので、若いうちは会社という枠に入って、その中で色んな場所で色んな経験を積むことがキャリア全体を俯瞰的に眺めた際にはむしろ良いのではないかと考えています。

 

守破離」について 

武道や〜道をしている方はご存知かと思いますが、これは人生においても非常に重要な考え方だと思います。

簡単に説明すると以下のようなものです。

 

指導者の話を聞き、その教えを守る。出来るだけ見聞を広め、様々な経験を積みながら「型」を習得する。

 

指導者の教えや「型」を時に破り、自分なりに工夫をしながら新しい取り組みを試みる。

 

指導者の元を離れ、自分自身で学んだり試したりしたことを実践に移していく。

 

これらを簡単にまとめると、「マネして、オリジナルを混ぜて、最終的に新しいものを作る」といったところでしょうか。

 

これはビジネスやキャリアにも当てはまるところだと考えていて、まず自分は「守」のステージをクリアしなければいけないと思っています。

 

一部では起業やベンチャーで一発当ててお金持ちになってハッピー!みたいな路線を目指している人も一定数いるし、実際に成功している人もいますよね。

僕もお金が好きなので、同年代の人が自分よりお金を持っていたら(持っているように見えたら)対抗心が沸いたりもします。

 

でもそこで思うのが、歴史上の偉人でそういう経緯の人って一人もおらんよな、ということです。

大体みんな若い時は団体に属したり、指導者の下で働いたりして、しっかりと土台を固めてきたからこそ、色んな偉大なことを成し遂げられたんだと思います。

 

日本の古い木造の寺院やエジプトのピラミッドが現在も残っているのは、構造や土台がしっかりとしていて、文字通り積み上げられて作られたからでしょう。

 

僕もビジネスマンとして、さらに一人の人間としてそういう道を歩んでいかなくちゃいけないなと考えています。

 

これからしたいことについて

僕の会社は基本的に年功序列で、若いうちは爆発的に稼げるわけではありませんが、歳を重ねるごとに順調に増えていくといった感じです。

 

ある研究によると年収800万円ぐらいを超えたあたりから年収増加による幸福度の増加はあまり見込まれなくなるそうです。

さらに貯蓄額は一億円を超えると、それ以上お金を貯めても幸福度は増えなくなるそうです。

 

こういった数字も見たうえで考えるのは、とりあえず若いうちはある程度安定した給与収入を確保した状態で、世界のあちこちで生活したいということですね。

 

やっぱり留学を通して学んだこと、経験できたことの量と質は圧倒的でした。

留学不要論があることも理解していますが、人の意見は十人十色。

僕の場合は、留学する機会をもらえて本当にラッキーだったなと感じています。

 

なので、若くて機動力や柔軟性が高いうちにもう一度、二度ほど、次はビジネスパーソンとして海外で生活したいと考えています。

 

なので、短期的な目標としてはとりあえず今いる会社の海外ポジションを狙っていくことです。

今までは北米に住んできたので、次はアジアやヨーロッパ、オーストラリアも良いな、なんて夢想しています笑

 

ただ、結婚もしたいと考えているので、そこらへんのタイミングも微妙だなと思うし、海外赴任時にパートナーがいた場合は、色々お互い迷うだろうなと思います。

相手のキャリアのこともあるし、家族を作るタイミングもあるだろうし、そもそも僕のように海外で生活したいと考えているとは限らないですしね。

 

まあ良くも悪くも、今のところはその心配をする必要がないので、しっかりと仕事に励もうと考えています。

 

まとめ

学生から社会人になるということで、色々変わっていないようで、実は色々変わりつつあるように感じます。

 

今は適度に緊張感のある日々を過ごせているので、もう少しして仕事に慣れてきてもそこでのんびりとあぐらをかいてしまわずに、色んなことに挑戦していきたいと考えています。

 

今回もお読みいただきありがとうございました!