サトリーマンのつぶやき。

悟りきれない悟り世代、23才。 バンクーバーで大学生をやっていましたが、本帰国しました。来春から不動産デベで就業開始予定。

Day55 "1人の時間"と"孤独"

こんばんは。

中間試験の結果が芳しくなくてややブルーなKoheiです。試験が返された時に友達もあんまり良くなかったみたいなのを表情から察し「I don't ask you anything, so don't ask me anything.」「Sounds good lol」などと言いあって苦笑いしてましたw

まだ期末試験やプレゼンなどもあるので頑張って巻き返していきたいと思います。

 

さて今日は"1人の時間"と"孤独"についてです。

僕は元々大人数でガヤガヤつるむよりはちゃんとお互いにコミュニケーションをとりあえるぐらいの人数で仲良くすることの方が好きで、ある程度自分一人の時間も必要なタイプの人間なのですがさすがに一人ぼっちというのは好きではありません。

最近ようやくこちらでも友達が出来てきたのですがセメスターの始めの方は、今日どんだけ喋ったっけ..みたいな日もかなりあって結構辛かったです。というのもFIC生の85%は中国人で彼らの多くはいつも中国人同士でつるんで中国語を話します。SFUに通っている中国人の友達も「中国人は中国人とばかりつるんで母国語を話し中華料理ばかり食い何しにきてるのか分からない」と憂いていました。また他の国出身でもどうしてもみんな同じ国の者同士でつるむのでFICで超少数派の日本人である僕はそういうつてで繋がる人もおらずどうしようと困っていました。でもただどうしよう..と悩んでいるだけでは状況は変わらないと思いFICやSFUのクラブで面白そうなものがあれば顔を出しに行きFICでのプレゼン大会にも出ました。

おかげで日本人の知り合いも少し出来、友達も少しでずつですが出来てきました。それでも行き帰りや食堂でご飯を食べる時とかは1人なことが多く(友達の多くはオフキャンパスでホストファミリーと住んでいます)そういう時は周りでわいわいしてる人達を見て、ああいうのも良いよなあなんて思います。とは言っても図書館で勉強したりジムに行ったらクラブがあったりと日によって行動パターンが違うので仕方ないかなと思いつつ今日も食堂で1人で晩御飯を食べているとプレゼン大会で同じチームだったらバングラデシュ人の友達のDがやってきて一緒に食おうぜと言ってくれたので色々な話をしながら一緒に夕食をとりました。

彼は来年からSFU生で僕より二つ年上、いつも多くの友達と一緒にいて僕にも友達を紹介してくれる気さくで優しい良いやつです。また大学のコースのことや寮のことなど色々教えてくれる身近なメンター的存在でもあります。

そこで彼に「Dはたくさんの友達がいるけどFICやSFUでもっと友達を作るにはどうしたらいいかな?」と聞いたところ色んなことを事細かに教えてくれました。

また「俺も最初のセメスターでは2、3人しか友達が出来なかった」「FICで友達を作るのはSFU内で作るよりも難しい」などと言う話もしてくれて彼も元から多くの友達に恵まれていたわけではなく段々と人の輪を広げていったんだと分かり自分だけではないんだなと安心出来ました。日本人と同様にバングラデシュ人もFICでは少数派で、新入生で心細い僕の気持ちも彼はよく分かってくれているんだと思います。

去り際に「Farewell my friend」と言ったあとに「How are you feeling now?」とにこっとしてくれました。きっと俺はお前の友達だぜって言外に伝えてくれたんだと思います。

これからも彼のような友達を作って大事にしていきたいです。

 

Day 54 ディベート大会と中間試験

おはようございます。

今日は珍しく朝の大学に向かうバスの中でこの記事を書いています。今は朝の7時ごろでまだ外は真っ暗、雨も降っていてあんまり月曜日の朝だ朝だ❗️という感じではありません。

秋から冬にかけてバンクーバーはよく雨が降ると聞いていたけれど本当によく降ります。早く天気の良い毎日が戻って来て欲しいものです。

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↑朝早くだと長いバスの中で乗客が自分だけの時もあります。ちょっと王様気分。

 

さて先週末ようやく中間テストとプレゼンの本戦が終わったのでようやく一息つけるといった感じです。数学とビジネスのテストはとても難しくて特にビジネスは選択肢問題80問、エッセイ問題(各1ページの回答スペース..)が4問で120分というハードさでした。終わった後に友達と帰りながら「あれはヤバかった」と青ざめながら帰りました。笑 ようやく生活スタイルや勉強の仕方なども掴めてきたので頑張っていきたいと思います。

 

そして昨日はプレゼンの大会の本戦でした。お題は天然資源の一つである水についてでした。プレゼンには全員ビジネスライクな格好で臨むのが原則でジャッジ、タイムキーパーなどもいるかなり真剣なものでした。結果、入賞は出来ませんでしたが初めての本格的な大会で色んなことを学べたしとても良い経験が出来たなと思っています。年上で色々教えてくれたバングラデシュ人とベトナム人のチームメイトには感謝しています。また今大会を主催した教授は5年ほど前まで世界各地でプレゼンをするのが仕事であったパブリックスピーカーだったそうで今もセメスター間の講義が無い期間にはあちこちに行ってらっしゃるそうです。旅費や滞在費は全部向こうが出してくれて一つのプレゼンをするごとに100万円ほどもらえるそうで、この仕事も悪くないぞ〜とおっしゃっていて本当にそうだなと思いました。

SFUにも同じディベートのクラブがあり、そこで優れていたら世界各国で開かれている大会に学校の予算でいけるそうです。授業の勉強も大変ですが来年無事にSFUに編入出来るように、そしてその時には他の大学生と存分に渡り合える力をつけておきたいです。

それでは!

Day 50 Thanks givingと中間試験

こんばんは。

先ほどまで大学の図書館で勉強していて今は帰路についています。

図書館を出たらなかなかのサイズのたぬき親子に遭遇しました。

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野生のタヌキを見るのは久しぶりだったし改めてさすがお山にあるキャンパスだなと思いました。熊も出るみたいなので気を付けたいと思います。

 

さて先週末はThanks giving でした。

日本では馴染みのないイベントですよね。

Thanks givingは日本語で言うと"感謝祭"で家族や友達と七面鳥などの料理を食べながら神の恵みに感謝する日で、カナダでは10月の第二月曜日にあります。

去年はアメリカの家族と初めてのサンクスギビングを過ごしたので今年は人生2回目のサンクスギビングでした。

自分で七面鳥などを調理するなんて出来ないけどせっかくカナダにいるからサンクスギビングらしいことをしたい! (美味いサンクスギビングディナーを食べたい!笑)、ということで中国人の友達を誘って大学で開かれていたローカルの教会主催のサンクスギビングディナーに行って来ました。ただで美味しいものをたくさんご馳走になれたのでありがたかったです。

ご馳走様でした。

 

また月曜日はディベートチームのメンバーとミーティングをしたあと韓国人の友達も加えて韓国料理のお店に行って来ました。

バンクーバーのチャイナタウンは有名ですがコリアンタウンもなかなかの大きさです。

お店の看板なども全部韓国語で韓国系スーパーなどもあるので楽しかったです。

2件目に行ったお店がとても雰囲気の良いお店で、出た後に「今度は女の子連れて来たいな」「ほんまそれな」などとお馬鹿な話で盛り上がりました笑

国は違えどだいたい考えることは同じなようですw

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さて、そんなこんなでカナダでの初サンクスギビングを楽しめたのですが遊んだ後はお勉強、ということで今週末はビジネスと数学の中間試験が金、土とあり日曜日にはディベート大会の本戦があります。

なのでもうしばらく気合をいれて勉強します。

それでは!

Day 44 カナダの英雄Terry Fox

こんばんは。

Quidditchの練習を終えバスでアパートに帰るところです。

オンキャンパスの寮に住んでいたらもっと楽なのになー、と思いつつダウンタウンに住んでるおかげで土地勘も少しついたのではじめはこれで良かったかな、なんて思っています。

でも来学期からはオンキャンパスの寮に移り住むかもしれません。

やはりキャンパス、食堂、ジム、図書館が歩いてすぐなのはとても魅力的だし、6時に起きて真っ暗な中バスに乗って山頂のキャンパスに向かうのも疲れているとなかなか堪えるのです笑

 

さて、僕は現在FIC(僕の通っているcollege)内で開催されているcase competitionというディベート大会にチームで参加しています。チームは三人一組でベトナム人とインド人の男友達と組んでいます。2人とも僕より前にFICに入っていて僕より英語が上手いし前にもこの大会に出たことがあるということで新人ひよっこの僕にとってはとても頼りがいがあります。

大会は予選と本線に分かれていて予選では約30チームが参加、そして本戦に勝ち上がれるのは約6チームです。予選はチーム数が多いので3日に分けて行われ確実から約2チームずつが本戦に進めます。予選ではメインとサブ、副サブの三人のジャッジの前でプレゼンをしました。

議題はTerry Fox RunをFIC生に認知、そして参加したくさせるようなイベントを5つ考案するというものでした。

 

さて、ここでみなさんTerry Foxという人物をご存知でしょうか?

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彼は元SFU(Simon Fraser University)の生徒で在学中に骨のガンで右足を失ってしまいました。

その後、ガンの研究の資金を集めるためにカナダ横断を決意、それを"Hope of Marathon"と名付けました。それはとても過酷なもので毎日彼はフルマラソンに匹敵する距離を走り続けました。はじめ彼のプロジェクトはあまり国内で認知されませんでしたが次第にマスコミが取り上げはじめ、行く先々で人々は彼を応援しました。しかし143日後、彼のガンは体のあちこちに転移し彼はマラソンを断念、そして亡くなりました。そしてTerryの死後、彼の家族はTerryの意思を引き継ぐべく"Terry Fox Run/walk"というチャリティーイベントを始めました。それは短い距離を家族や友達と一緒に走り、あるいは歩き、そのイベント前にガンの研究の為の募金を募るというものです。現在Terry Fox Runは世界各地で開催されていて日本でも開催されているようです。また彼はカナダ国内の最も尊敬されている人ランキングでも上位でカナダ人なら知らない人はいないと言われています。

ここSFUでもTerryの母校ということで毎年Terry Fox Runが開催されていて校内に彼の銅像もあります。

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僕も参加しようと思っていたのですがディベートのチームのミーティングがあったので参加できませんでした。なんだか皮肉ですねw

しかし三人で頑張った甲斐があって無事、本戦進出することが出来ました。

"また膨大な時間をかけて準備しなくてはいけないのか.."と三人とも嬉しいような悲しいような複雑な気分なのですが残ったからには優勝しよう!ということで本戦でも頑張ろうと言い合っています。

本戦は二週間後なのでまた結果が出たらお知らせしたいと思います。

Wish us luck, and have a good weekend!

 

 

Day 40 「ありがとう」と「ごめんなさい」

こんばんは。

今日はCritical Thinkingのクラスの中間テストでした。もう日本語で書かれていてもややこしいようなことばかりを学ぶし分からない単語だらけだし自分の英語力、単語力の無さを痛感させられる日々です。なんとかめげずに頑張っています💪🏼

 

さて今日はThank you (ありがとう)について。

みなさんは普段周りの人やお世話になっている人に「ありがとう」と伝えられていますか?

僕はちゃんと伝えられているかは分かりませんが感謝の気持ちは常に忘れないように気を付けてるいるつもりです。

僕は特にある宗教を信じているというわけではありませんがご先祖様が見守ってくださっている、などというのはあると思っています。

仮にあなたがそういうのを信じなくても両親や毎日頂く食べ物、なんならバスの運転手さんにだって「ありがとう」というのは僕はとても自然な、むしろすべきことだと思います。

なのでカナダ人がバスを降りるとき「Thank you!」というのが好きです。

もちろん言わない人も居ますがそういうのを言える人の方が素敵だなと思うので僕は毎回言うようにしています。

小さい頃から親に厳しめに育ててもらったこともあって(少なくとも僕はそう感じています笑)自分では「ありがとう」「ごめんなさい」はそれなりに言えていると自分では思っていて、また日本にいた時に武道を習っていて道場内などでの作法や礼儀などを教えてもらっていた影響もあってかそういうのには少し厳しいかなとも思います。

なので今のジークンドーのクラスは武道なのにとてもフランクで少し戸惑うこともありますがこれはこれで

それと日本人として一括りに言うことはあまり良くないと思いつつもやはり日本人は全体的に礼儀正しいし良識もある方だと思います。

こちらでも日本人は賢いし礼儀正しいよね、と言ってもらえることが多々あります。

しかし海外に来たら日本にいた時よりもっと色んなバックドラウンドを持った人達に会うわけでその中には「ありがとう」も「ごめんなさい」も言えない、さらにマナーも酷いといった人達が結構少なくないように感じます。日本でもそういう方がいるのはもちろんですが比率の関係です。

(海外経験の長い先輩達が「ちゃんと付き合うならやっぱり日本人だ」と口を揃えるのも分かります笑)

他にも授業中に注意されても隣の人と話続ける、教室を出る時に椅子を直して帰らない、さらに机の上は消しカスだらけなどそういうマナーがなっていない人達は残念だなと思ってしまいます。

僕自身もまだまだ至らないところがあるのは自覚していますが、もう少し人々がお互いのことを思いあえるようになったら世の中もう少し素敵になるんじゃないかな、とふわふわしたことを感じます。

"郷に入っては郷に従え"と言いますがどこに行っても自分の核の一部でもある"日本人らしい"ところなどは大事にしていきたいです。

きっとそういうもの達が"自分らしさ"を構成しているしそこは簡単にころころ変えるべきではないと僕は考えているからです。

 

と、取り留めのないことをつらつらと書いてきましたが海外で暮らしはじめて"自分"に向き合うことが多くなったように感じます。

去年いたアメリカのミシガンでも白人だらけのところに住んでいたし、これぞアメリカン!という人が多かったですが、ここバンクーバーではアジア人もたくさんいるし本当に色んな国の人が一緒に生活しています。

なので余計に"自分"や"自分らしさ"について敏感になるのかなと軽く自己分析もしてみたり。

まだまだ未熟者ですが精一杯生きていきたいと思っています。

今日もお読み下さりありがとうございました。

 

 

 

〈たまには昔の話でも 3〉 Time to say goodbye

こんばんは。

今日も帰りのバスの中でこのブログを書いています。

もうすぐMidterm exam(中間試験)があるために最近結構時間に追われています。

朝に授業がある日は6時起床→身支度して出発→大学の食堂で朝ごはん→キャンパスまで歩いて行き授業を受ける(FICは基本一コマの授業が4時間もあります!)→食堂で昼ごはん→図書館で勉強→ディベートのチームのミーティング→ジムでworkout or クラブの練習→晩御飯→図書館で勉強→10時ごろ帰宅→就寝、といった生活をしています。

人間暇だとロクなことをしないと言うし僕は思いっきりそうなので笑なかなか充実した日々を送れています。

今日でとりあえず"たまには昔の話でも"編を一区切りするのでまた明日から大学のことなど書いていきたいなと思っています。

 

さて、前回はプロムの2日後に彼女と友達に戻ったというところで終わりました。

(前々回と前回の記事をお読みになっていないかたは是非そちらを先にどうぞ)

まず"友達に戻った"じゃなくて別れた、ってはっきり言えよ!というツッコミが飛んできそうなのですが僕は敢えてこの表現に拘っています。

別れた、って何か"もうお互いのことなんか知らない、もう好きじゃないからあなたとはさよならだ"というような悲しいニュアンスが含まれていると思うんです。もう全部そこでおしまい、あなたとは全部おしまい、写真もプレゼントもSNSの投稿も何もかも捨てて消してあたかも何もなかったみたいな。(僕の勝手な解釈ですが)

でも僕達はそうじゃなかった。お互いSNSの投稿は今もそのままだし少なくとも僕は写真もプレゼントも置いあります。それは未練タラタラとかいうのでは無くて僕の中で彼女とのことは終わったことだけど全部大事な思い出で僕の一部だから消す必要も忘れる必要もないといった感じなのです。それはこれから違う誰かとのご縁に恵まれたあとでもそれは変わらないと思うし、それが僕にとっての"誰かと付き合う"ということなんだと思います。

 

プロムは4月の最後、僕の帰国日は6月でした。
帰国まで3カ月を切ったあたりからオリビアとのことはどうしよう、さよならを言っても傷付けてしまうだろうしきっと遠距離もお互いにとって良くないだろうなと思っていました。でも大学受験の手続きやプロムや卒業式の準備などでバタバタすることでなんとかそのことを無意識に意識の外に置いていたんだと思います。
でもオリビアはずっとそのことを考えていたようでした。

そしてプロムの日、最後の曲が流れた時お互い、これが一緒に踊る最後の曲だ、というのがなんとなく分かってた気がします。プロムの最後にしては何故か少し悲しげなAdeleのWhen we were young という曲でした。

https://youtu.be/DDWKuo3gXMQ

曲が終わってもお互い離れられずそっとしたキスが今思い返せば2人の最後のキスでした。
 

プロムが終わった後も次の日もずっと元気が無いというか僕を避けているような感じがしたので、"調子悪いん?なんか話したいことでもあるん?"と聞いても"大丈夫。別に何もないよ"と帰ってくるばかり。それでもきっと何かあるなと思ったのでオリビアの親友で僕とも仲が良かった女の子に何か知らない?とテキストしたところ、知っているけど私の口からは言えない。あなた達でちゃんと話あった方がいいと思うよ"と言われました。

そこでオリビアにテキストしたところ"あなたの帰国日が近づいてきて最近そのことばかり考えてしまってとても辛いし悲しい。これ以上は耐えられないしお互いがお互い自身をこれ以上傷つけ合うのは良くないよね。きっと私達そろそろさよならの準備を始めなきゃいけないと思うの"というよな返事が返ってきました。急なことでびっくりしたし夜遅くだったのでとりあえず明日の朝、学校でちゃんと話そうということで翌朝図書館で待ち合わせることでその日は終わりました。

そして次の日の朝、実際に話してみると辛そうに昨日のテキストと同じようなことを話してくれました。また"I still love you, but I cannot stand with this anymore. It's too much for me.."と悲しげに言われじゃあ友達に戻ろうか、と言うと"そうだね"という返事でその時を境に僕達は元の関係に戻りました。

お互い好き同士でもさよならしなきゃいけないこともあることを初めて知った瞬間でした。

 

そのあとそれぞれの教室に戻ったあと何だか気まずくてそれから2日ほど何も話せずにお互い避けあっていました。毎日帰る前にしていたハグも練習あとにチェックをするのを楽しみにしていたテキストもその日から全部なくなって何かが日常から急にぽっかり抜けてしまったような喪失感を感じました。

でもそのあと違う友達から、"あの日オリビア図書館から戻ってきたあと教室で泣いていたけど何かあったの?"と聞かれオリビアもきっと傷ついているしこんな状態では帰国出来ないと思いまた付き合う前だった頃のように"友達"として接するように努めました。

 それでもオリビアにとっては初めてのbreak upだったし(僕が初めての彼氏でした)接し方が分からないようで相変わらずぎくしゃくしていました。

そうして卒業パーティーにも卒業式にも来てくれず帰国前にちゃんとケジメをつけたいなと思っているといつもの仲良し4人組で最後に遊びに行こうということになりました。

なのでその時に手紙を渡してハグをしてそれが最後でした。

 

まさか留学先で現地の女の子と付き合うことになるとは考えてもいなかったし彼女のおかげで勉強もはかどったし、さらに友達を作ることが出来たし楽しい思い出もたくさん作ることが出来ました。

いつかお互いもっと成長したとき"こんなことあったよね"なんて笑いあって話せる時が来たらいいなと思っています。

 

こんなこんなでとりあえず、"たまには昔の話でも"編は今回で一区切りです。

自分の気持ちの整理もかねて書いた文章ですが少しでも何か感じて頂けたところがあればありがたい限りです。

さて、ここバンクーバーでは新しい出会いはあるのでしょうか?笑

四年間独り身というのも寂しい話なのでいいご縁に預かれたらなと思っています :)

今日もお読み下さりありがとうございました。

それではGood night!

 

 

 

 

<たまには昔の話でも 2> プロム2

さて、今回もプロムのことをメインに帰国間際のことを書きたいと思います。

前回の記事をまだ読まれていない方は是非そちらを先にお読みください!

 

プロムプロポーサルも成功、さぁあとは当日まで楽しみに待つだけだなぁ〜♩と思っていたのですが

甘い!!

ここからが大変なのです。

まず男子は2人分のプロムのチケットを学校で買います。これはもうほぼ例外無く男子が出します、というか出費はほぼ男子持ちです。それも付き合っているかいないか、などにもよるようです。

次に女の子達は友達や家族などとプロムに着て行く用のドレスを買いに行きます。プロム用のドレスは一度着ると来年のプロムでは着れないので(なぜ笑)友達同士で貸し借りしたり従姉妹のを使う、なんてこともあるみたいです。また2年連続で同じドレスを着ていくことは恥ずかしいことみたいです。なかなかの値段がするものなのに大変ですね..。

僕の日本人の友達の女の子は同じ学校の友達に借りて行ったようです。

そして男子はタキシードかスーツを着るのですがこちらはほぼレンタルです。僕もホストブラザーとマザーと一緒にタキシードを選びに行きました。みんな黒のタキシードを着ているのと僕は学校のコンサートバンドの演奏の時に黒のタキシードをよく着る機会があったのでプロムには白のタキシードを着て行きました。

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大抵はパートナーのドレスの色とシャツやネクタイなどの色を合わせるのですが彼女が旅行に行っていた関係で僕がタキシードを選ぶ方が早くてそこまですることは出来ませんでした。

しかしパートナーをゲット出来なかったホストブラザーの前でそこまでするのはかわいそうかなというのもあったので別に良かったです。

ちなみにプロムは1人で参加するのも可能です。(可能なだけでほぼいないですが..)

 

さて、着るものも決まりいよいよ気分も高まってきたところで次は花屋に行ってコサージュのオーダーをします。大抵はお互いがパートナーのためにオーダーした当日の朝引き取りに行きその後プロムの前の写真撮影タイムの時に交換します。彼女のドレスは水色だったのでお花屋さんは白のバラをベースにしたものを作って下さいました。

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さて、いよいよ当日です。

他の人がどんな感じでプロムを過ごしたのかは分からないのでとりあえず僕がどんなことをしたか書いておきますが大抵みんなこんな感じのスケジュールです。

プロムは夕方からなので朝やお昼は頼んでおいた花を取りに行くぐらいであとはそわそわするだけ笑

それから僕たち男子は昼過ぎ頃からぼちぼち用意をしだしパートナーと待ち合わせをしている写真スポットに向かいます。ちなみに女の子だと髪を巻いたりネイルサロンに行ったりするので朝から大変みたいです。

僕はホストブラザーと近くの大学の庭園に行ってホストファミリーやおじいちゃんおばあちゃんと一緒に写真を撮りました。その後彼女が来たあとは彼女や彼女の家族と写真を撮ったりしました。向こうのお父さんが怖い顔でファインダー越しにめっちゃ見てくるのでなかなか緊張しましたw

 

それから写真を撮り終わると2人で、あるいは友達とディナーを食べに行くのですが僕は留学生で運転出来ないので彼女の家族の車に乗って一緒にディナーを食べに行きました。

 

そしていよいよプロムの会場に向かいます。

学校によって体育館でしたりどこかのホールを借りたりと色々なようです。僕のホスト校は街のホールを借りて会場にしていました。

エントランスを抜けるとすぐに写真ブースがありここでプロのカメラマンに写真をとってもらえます。もちろん費用は男子持ちです笑

ダンスホールは踊る場所と、休憩用の机やイスが置いてあるところがあり休憩用のスペースにお菓子や飲み物のテーブルがあります。f:id:KoheiD:20160928154253j:image

あとはDJの流す曲に合わせて楽しむのみです。

途中で疲れたら他のカップルを冷やかしたり友達と写真撮ったりしてそれぞれ思い思いに楽しんでいました。

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またこれはプロム以外のパーティーでもそうなのですがパーティーの最中で何度かロマンティックな感じの曲が流れそういう曲のイントロが流れると付き合っている男女がセンターに集まってスローダンスを踊ります。僕が初めてスローダンスを踊ったのはウィンターフォーマルの時に違う女友達とだったのですが距離が近過ぎて目のやり場に困ったのを覚えていますw

あの微妙な距離が気まずかったらぎゅっと引き寄せてそのままテンポに体を揺らすだけでもokです、というかパーティー終盤になるとみんなもうべったりで曲終わりにそっとキスみたいな感じでした。

やっぱりスローダンスは思い出深いものがあり彼女と初めて一緒に踊った曲も最後に踊った曲もまだ覚えています。

たまにその曲がラジオなどで流れてくると懐かしいなと思うのと同時に心の隅がきゅっとなります。

 

そうして僕の最初で最後のプロムは無事に幕を降ろしました。プロムは準備が大変だけれど日本ではほぼ出来ない体験だと思うのでこれからアメリカなどに高校留学に行かれる方でもしプロムに参加出来る機会があったら是非参加することをお勧めします。とういかプロムに限らずスポーツやダンスパーティー、地域のイベントなどにどんどん顔を出して友達を作って色んな経験をすることが大事だと僕は思います。

今はもう大学生ですがそのマインドは今も大事にしています。

 

最後に楽しかったプロムですがこの次の日から僕と彼女は友達に戻ることになりました。

その話もまたしたいなと思います。

今日もお読み下さりありがとうございました。