サトリーマンのつぶやき。

悟りきれない悟り世代、23才。 バンクーバーで大学生をやっていましたが、本帰国しました。来春から不動産デベで就業開始予定。

就活=婚活!? 見合い結婚も悪くないんとちゃう。(知らんけど)

 

 「それではこれから末長いお付き合いをよろしくお願いします」

 

「こちらこそよろしくお願いします」

 

これは僕が実際に内々定先の人事部の方から頂いた言葉です。

別に結婚したわけではないです笑

 

もともと就活と婚活って似ているよな、とぼんやり思っていたのですが、この時それが確信に変わりました。

 

話は変わりますが、皆さんは恋愛結婚と見合い結婚、どちらの方が良いですか?

恐らく多くの方が恋愛結婚の方を選ぶことでしょう。

 

ちなみにこちらが厚生労働省が発表した恋愛結婚と見合い結婚の割合の推移のグラフです。

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平成27年版厚生労働白書 - 人口減少社会を考える -

やはり恋愛結婚数の方が圧倒的に多いですよね。

 

それでは恋愛結婚とお見合い結婚の離婚率の違いはご存知でしょうか?

 

諸説ありますが恋愛結婚の離婚率が35~40%である一方で、見合い結婚の離婚率は10%前後だそうです。圧倒的に見合い結婚の離婚率の方が少ないですよね。

 

結婚願望がある人ならば、みんな出来れば離婚なんてしたくないはずです。

それならば確率論的に考えると、お見合い結婚を選んだ方が良いことは明らかです。

 

しかし、お見合い結婚の数は減少し続けているし、離婚率は高くなる一方です。

 

そもそも大半の人がこの事実を知らないと思います。

僕も何かの本で読むまでは知りませんでした。

 

ちなみに日本人全体の離婚率は約35%で、離婚する夫婦の大半が五年以内に離婚するというデータもあります。

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https://kumokatsu.com/konnin-kikan/

この辺りまで読んで僕の胸がザワザワし始めた僕は、新卒入社の離職率を調べました。(なぜww)

 

news.mynavi.jp

 

「!!?」

 

離婚が起きやすいのは結婚五年以内、離職が起きやすいのも新卒で働き始めて3~5年以内 ...

 

 「やはり俺の "就活=婚活説" は正しいのではないか!?」

(ただのこじつけ)

 

というわけで今回は、僕の「就活=婚活説」について書いていきたいと思います。

 

 

就活と婚活の相違点

1. 就職先と結婚相手の選び方

結婚も就職も人生において大事な決断ですよね。

 

これらの決断を下す際に、人々はどのようなものを基準にしているか調べてみました。

 

まずは就活編。

 

 

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https://www.mynavi.jp/news/2019/04/post_19872.html

こちらはマイナビが2020年に発表した「2020年卒マイナビ大学生就職意識調査」からの企業選定についてのデータです。

 

安定性、年収など一般的なものが上位を占めています。

 

そしてこちらが男女別の結婚相手に求めるものランキングです。

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https://cancam.jp/archives/697772

それでは、はじめのランキングの「会社」を「男/女」、あるいは「家庭」に変換してみて下さい。

 

安定している男、給料の良い男、これから伸びそうな男、社風(雰囲気)が良い家庭、一生続けられる家庭、、、

 

なんか似ていると思いませんか?笑

 

特に、見た目(世間体)、年収、安定性、価値観、将来性などは被っていると思います。

 

就活生は自分が何をしたいか分からない場合は特に、社会的信用が高くて世間体が良い会社や年収が良い会社に就職したがります。これは至極真っ当な行動です。

 

もちろん将来の安定性や成長が見込めるところも人気がありますよね。

 

これってそのまま結婚相手に求めるものと同じだというのはこじつけでしょうか笑

 

あとは自分と会社の価値観の合わない会社で働き続けるのは辛いし、自分と価値観の合わないパートナーと結婚生活を送ることも難しいです。

 

見栄やプライドのためにそのまま頑張り続ける人達もいますが、結局は溜まりに溜まった歪みがどこかで爆発して、離職、離婚などに繋がります。

 

それでは次は離職理由と離婚理由を比較してみましょう。

 

2. 離職理由と離婚理由

まずは離職理由から。

 

f:id:KoheiD:20200510110704p:plain

https://corp.en-japan.com/newsrelease/2019/19432.html

まあ、なるほどねといったものばかりです。

 

そしてこちらが離婚理由の一覧。

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https://digitaldata-forensics.com/divorce/about/

 性格が合わない=人間関係が悪い / 社風が合わない、などは割とそのまま繋がるし、あとは精神的な虐待や暴力はランキングには載っていませんが、モラハラパワハラなどと似ています。

 

あとはお金関係、給与が低い、残業代が支払われない=生活費を渡さない、これまたランキングには載っていませんが家計収入の低さなども関連性があるのではないかと疑います。

 

例えば多少仲が悪くても、パートナーが年収一億の場合と無収入の場合ではどちらの方が離婚する確率が高いかは明白です。別にお金が全てだとは僕自身も思っていませんが、経済力は生きていく上で大事な力の一つです。

 

いくら働きがいがあってもずっと無収入では食っていけないですよね。

 

一方で将来性や、やりがい(生きがい?)の有無等は離婚原因にはあまりなり得ないようです。不仲の原因ぐらいにはなりそうですけどね。

 

それではなぜ就活、婚活におけるミスマッチ、すなわち離職、離婚が起きるのかを僕の独断と偏見で考察していきます。

 

離職と離婚の原因

就職 / 離職パターン別

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https://shigotofield.jp/events/200314am_growup

まず就職先を決める際には、大きく分けて二つのパターンがあります。

 

一つ目は自分の第一志望の会社に無事内定して、そこで働き出すパターンA。

自分が行きたかった会社で働けるから嬉しいし、入社前の期待も膨らみまくります。

また少数ですが3~5年働いて、転職しようと考えるジョブホッパー型もいます。

 

もう一つは行きたいところは落ちたから、内定もらった中から一番マシそうな会社に就職するパターンB。

就職浪人はしたくないから、とりあえず受かったところに就職する。

入ってみたら意外と良かったり、やっぱり一番入りたかったところへの未練が断ち切れなったりと色々。

 

そして離職するパターンは大体三通り。

 

一つ目は思ってたんとちゃうパターン a。

入社前に自分が勝手に抱いていたイメージと現実が違いすぎてOMGになってしまう。

しばらくは頑張るけどやっぱり無理やわと思って、こっそり転職先を探し始める。

 

二つ目はやっぱりうちあかんわパターン b。

第一志望ではないところで働き出して、元々期待値が低かったのに現実はそれをさらに下回る環境で「なんとかなるかも知れんと思ったけど、やっぱりあかんかったわ」という結末。転職したからといって今より良い環境のところで働けるかは微妙だから迷う。

 

三つ目はポジティブさよならパターン c。

働き始めてもコツコツ努力をし続けてキャリアアップをして、より待遇の良い会社に転職する or 独立する。

恐らく数は上記の二つと比べたら多くない。

 

大体パターンA→a かパターンB→b が多いと思います。

 

結婚 / 離婚パターン別

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https://tamori-yu.com/kekkonsurumaeni-book/

続いて結婚する場合について。

 

一つ目はこの人しかいないと思って(思い込んで)結婚するパターン A。

大体の結婚がこれに当てはまるのではないでしょうか。

結婚時が愛のピークである場合が多い。

 

二つ目はここらで手を打っておこうか婚のパターンB。

年齢、親や親戚からのプレッシャーなどにより、とりあえず高望みは諦めて自分の身の丈と合う人と結婚する。期待値が低い分、意外とこちらの方が長続きするのではと思ったりもします。

 

離婚パターンは色々あるでしょうが、基本的には良いと思って相手が思ったほど良くなかったパターンか、ちょっとあかんそうな相手やったけどやっぱりあかんかったパターンの二つではないでしょうか。

 

離職 / 離婚の共通点

上記の内容を踏まえて、離職と離婚の共通の原因を探っていきます。

 

1. 無理をした / 嘘をついた

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https://stampo.fun/s0007_32/

就活であるなら、面接で嘘をついた、面接官に気に入られるために思ってもいないようなことを言ってみた、「御社が第一志望です」バズーカーをぶっ放しすぎて自分でもどこに一番行きたいのか分からなくなった等々。

 

婚活であれば、結婚相手の理想の姿に合わせるために、本当の自分を押し殺した、自分を犠牲にしながら相手に合わせすぎたなどでしょうか。

 

要するに無理して何とかその場しのぎは出来てもどこかで歪みが溜まって爆発してしまうよね、ということです。

 

2. 期待値が高過ぎた

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https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m001128.html

就活であるなら、第一志望の会社に内定して嬉しくなるあまり、自分の中の期待が高まり過ぎて、いざ働き出した時に現実とのギャップに苦しむ等。

 

婚活であるなら結婚時の愛情レベルが不変的に永続するものだと思うこと、パートナーの収入が上がり続けることを期待すること、などでしょうか。

 

人間極度に嬉しくなると中々冷静な判断を下せなくなるものです。

僕も調子に乗りやすいタイプなのでよく分かります笑

 

そいう時は自分のことを分かっている人達の意見も聞くことが大事です。

(そして大抵みんな自分の判断を信じて痛い目に合う)

 

3. 見栄、ステータスにこだわりすぎる

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https://proverb-encyclopedia.com/miewoharu/

就活であるなら、自分に向いていることやしたいことよりも社会的ステータスが高い会社や、いわゆる親が喜びそうな会社に就職する、入社したら会社の看板を掲げて偉そうにする等。

 

婚活であるなら相手のステータスを自分の価値を高める目的で付き合ったり、結婚する。 (e.g. こんな美人の奥さんがいる俺はすごい、こんな金持ちの旦那がいる私はすごい)

 

どちらにも共通することはこのような選択をとる人間は中身が無いか、実力が無いということ。いくらすごい会社に入っても、社外で役に立たない人材だったらあまり意味が無いし、いくら自分のパートナーのステータスが高くてもそれが自分自身の価値に加味されるわけでは無い。

 

本質という概念を理解出来ない人間にありがちなパターン。

 

4. 勝ち組 / 負け組 という虚構の概念に振り回される

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http://gogoteab.jugem.jp/?eid=202

就活であるなら就職偏差値ランキング上位の会社や平均収入の高い企業に入れれば勝ち組。逆に誰も知らないような企業にいったり、無い内定になれば負け組。

 

婚活であるならばイケメン、高身長で金持ちな旦那 / 若くて美人な嫁 をゲットできれば勝ち組。ダメなパートナーとくっついたり、結婚できなかったら負け組。なんてところでしょうか。

 

日本はこの「勝ち組 / 負け組」の概念が強すぎる気がします。

 

もっといえば非常に排他的で全てを何かの枠に入れなければ気が済まない、多様性という概念を受け入れにくい人が多いです。

 

島国で暮らす単一民族としては自然なことですけどね。

 

そもそも他人の価値観と自分の価値観は違うのに、誰かが欲しいもの / メディアによる洗脳によって欲しいと思わされているものを追い続けることで本当に幸せになれるのでしょうか。

 

ひと昔前はメガバンやメーカーに就職出来れば"勝ち組"でしたが、今はどちらも当時の勢いはありません。今、総合商社や外コンに就職して"勝ち組"とチヤホヤされてもこの先どうなるかなんて分かりません。

 

結婚して幸せになる人もいれば、独身のまま豊かな人生を送る人もいる。

それを、一般的に高ステータスの分類に属するパートナーと結婚しないと幸せではないとするのは強引すぎやしませんか。

 

"成功"や"幸せ"の定義なんて人それぞれなんです。

 

あなたの正解は彼にとっての間違いかも知れないし、あなたにとっての幸福と僕にとっての幸福は恐らく違うはずです。

 

僕たちが重要な決断を下す時に必要なことは、ありもしない世間の目やメディアに植え付けられた虚構の概念に振り回されることなく、自分に正直になって物事の本質を捉えることだと考えます。

 

そもそも離職 / 離婚は悪なのか

誰でも離職、離婚はしたくないはずです。

もちろん僕も出来ればしたくないし、安定的な生活を送りたいと思うのが人間の性です。

 

それでも僕は離職や離婚は悪だとは思いません。

 

いつまでもブラック企業で苦しみながら働くよりは、さっさとやめた方が良い場合もあるだろうし、相性の悪いパートナーとは離れた方がお互いのためということもあるでしょう。

 

何でも白黒つけたがる西洋的な二分法的思考法はそもそも日本人にはあっていないのです。

 

僕自身も結構白黒つけたがってしまうタチなので出来るだけ気をつけるようにしています。

 

結論 (?) 

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https://www.irasutoya.com/2015/05/blog-post_328.html

そもそもこの記事を書こうと思い立ったきっかけは、

 

1. お見合い結婚も実は悪くないんじゃね

 

2. 就活もお見合い形式を試したら良いんじゃね

 

と思ったからでした。

今までのクソ長い無駄な前置きは何やってん

 

お見合い結婚のことは分からないですが、僕はお見合いっぽい形式で就職先の会社と出会いました。

 

僕は海外大学生枠採用で、国内生と同じように僕も海外生用の就活会社に登録して、リクルーターさんについてもらっていました。そしてその就活会社主催のジョブフェアに参加していたのが、僕の内々定先の企業だったのです。

 

当時は全然志望度も高くなかったのですが、第一志望の会社と同じ業界だということで受けてみたら凄く相性が良くて、気づけば自分の中の第一志望になり、そして内々定を頂いていました。

 

内々定が出るまでの間、リクルーターさんが僕とその会社の橋渡しをしてくださったのも大きかったと思います。

 

今振り返れば、人や物に限らず第一印象の良かったものって結局あまり良くなかったり、自分の中に残らなかったものが多かったけれど、初めの印象がイマイチだったものほど結局良かったことが多かったなと感じます。

 

なので皆さんも就活中なら食わず嫌いをせずに色んな会社の人と話してみることで、自分の世界が広がって、自分が本当に欲しかったものが見えて来るかも知れません。

 

僕も今回の件で学んだことを将来の婚活で生かそうと思っています!(謎)

 

ほいなら!